理想的な姿勢ってどんな姿勢?
こんにちは、ストレッチLIFEです。
今回のテーマは、意外と奥が深い「理想の姿勢」についてです。
私たちの業界では、いわゆる“教科書的な理想の姿勢”というものが存在します。
例えば、横から見たときに、
耳の穴、肩、股関節(大転子)、膝、くるぶし
が一直線に並んでいる。
そんな姿勢が「正しい」と言われることが多いです。
ピラティスなどでも、壁に頭をつけた状態で
このラインが揃っているかをチェックするのが定番です。
でも、果たしてそれが「すべての人にとって本当に理想的な姿勢」なのでしょうか?
姿勢に“正解”はあるのか?
人はそれぞれ、骨格も筋肉も、生活習慣も、性別も、運動歴もまったく違います。
デスクワーク中心の人もいれば、毎日体を動かす仕事の人もいる。
スポーツをやっている人なら、その競技の動きに適した身体の使い方があります。
そう考えると、誰にでも“同じ理想の姿勢”を当てはめることには、
少し無理があるかもしれません。
それなのに、「ここが正しい肩の位置!」「こう立たなきゃ!」
と意識しすぎることで、逆に身体が緊張して硬直してしまい、
不調を招いている人が意外と多いのです。
姿勢は“結果”であり、“状態”ではない
私たちがいつも大切にしているのは、
姿勢はあくまで“動きの結果”であるという考え方です。
今の姿勢は、生活の中での身体の使い方やクセの積み重ねでできた“アウトプット”。
つまり、無理に形を正そうとするよりも、
動き方や習慣を変えることで自然に整っていくものなのです。
だからこそ私たちは、ストレッチやトレーニングを通じて、
動きやすい身体・姿勢をつくることをサポートしています。
美しさ=“機能的で動ける身体”
姿勢は「見た目」だけでなく、「機能性」も大切です。
機能的で動きやすい身体は、結果として美しく見えるもの。
そして、そこにはその人の個性も反映されていて、
それもまた美しさの一部だと私たちは考えています。
アスリートであれば、競技特性に応じた骨格や姿勢を一緒につくっていくこともあります。
パフォーマンスを引き出すためには、それが何より大切だったりもします。
もちろん、「見た目の姿勢を整えたい」というご要望には、
身体の機能面も含めて丁寧に向き合っていきます。
最後に
“正しい姿勢”という言葉にとらわれすぎる必要はありません。
大切なのは、自分の身体を理解し、無理なく動ける状態を目指すこと。
ストレッチLIFEでは、動きと姿勢の両面からアプローチし、
あなたの身体としっかり向き合っていきます。
姿勢に正解はなくても、「これなら気持ちよく動ける」という感覚は、
誰にでもきっとあります。
無理に正すのではなく、少しずつ整えていけるような姿勢を、
日々の中で育てていけたら素敵ですね。