インナーマッスルって、結局なんなの?
こんにちは、ストレッチLIFEです。
今回のテーマは、多くの人がなんとなく聞いたことはあるけれど、
実はよくわからない「インナーマッスル」についてです。
「体幹トレーニングが大事」
「インナーマッスルを鍛えましょう」
そんなフレーズをよく見聞きするけれど、
「で、インナーマッスルって結局なに?」
という声も、実は多く聞きます。
インナーマッスル=身体の“内側”で支える筋肉
まず最初に、今回の記事では「コア(体幹)」に関係する
インナーマッスルについてお話ししていきます。
肩関節や股関節など、
他の部位にもインナーマッスル(深層筋)は存在しますが、
今回は特に“姿勢の安定”や“身体の中心からの支え”に関わる
コアのインナーにフォーカスします。
インナーマッスルとは、骨や関節の近くにある深層の筋肉群のこと。
目には見えにくいけれど、
身体の姿勢や安定性、呼吸、内臓の位置などを支える、
とても重要な存在です。
代表的なインナーマッスルには、
- 腹横筋(ふくおうきん):コルセットのようにお腹を支える
- 多裂筋(たれつきん):背骨の安定に関わる
- 横隔膜(おうかくまく):呼吸を司る主要な筋肉
- 骨盤底筋群(こつばんていきんぐん):骨盤の底を支える
などがあります。
どれも「動かす筋肉」というより、「支える筋肉」です。
インナーが働くと、身体の“土台”が安定する
インナーマッスルは、
- 身体を無駄なく効率的に動かす
- 姿勢を自然に保つ
- 外側の筋肉(アウター)の動きを支える
ために欠かせません。
たとえば、
インナーがしっかり働くと、
→背骨が安定して、力がうまく伝わる
→肩や腰への負担が減る
→呼吸が深くなり、疲れにくくなる
といった効果が期待できます。
逆に、インナーがうまく使えない状態では、
アウターマッスルだけで動こうとするために、
「力が入らないのに疲れる」「姿勢を保てない」「肩こりや腰痛が起きやすい」
といった状態にもつながります。
インナーは“鍛える”より“使えるようにする”が正解
「インナーマッスルを鍛えよう」と言われることも多いですが、
実は重要なのは“感じて使えるようにする”こと。
特にコアのインナーマッスルに関しては、
「どんな順番で、どんなトレーニングをしていくか」が非常に重要で、
間違ったやり方や意識で行うと、
逆に力みすぎたり、 本来使いたいインナーがサボってしまうことも少なくありません。
「とりあえずお腹を固めておけばいい」という思い込みで、
身体のバランスを崩してしまうケースも実際には多く見られます。
正しい順序と段階で、インナーが自然に使えるようになるには、
ちょっとした“感覚の育て方”のコツがあります。
ここでは詳しくお伝えしきれませんが、
「なんとなく効かせてるつもりだけど、合ってるのかな?」と感じている方には、
一度“本来の使い方”を見直してみることをおすすめします。
いくら筋トレをしても、
- 力の入れ方がわからない
- 呼吸が浅い
- 姿勢が崩れている
こんな状態では、インナーは働きにくいんです。
だから私たちは、
- 姿勢を整える
- 呼吸を深める
- 身体の感覚を高める
こういったベースづくりから、インナーへのアプローチを始めていきます。
最後に
インナーマッスルとは、
「見えないけど、確実に支えてくれている存在」です。
それが自然と働くようになると、
身体は驚くほどスムーズに動き、疲れにくくなります。
「筋力がないから疲れる」だけではなく、
「うまく支えられないから疲れる」ケースも多いのです。