その動き、“見た目”と“中身”が合ってますか?
こんにちは、ストレッチLIFEです。
今回は少し深掘りしたテーマ、
「動きの“見た目”と“中身”がズレている人が多い」という話です。
ピラティスやヨガ、トレーニングなどを習慣にしている方の中にも、
「見た目は綺麗にできているはずなのに、肩が凝る」「腰が重たい」「疲れが抜けない」
といった悩みを抱えている人は少なくありません。
それは、“動きの質”がまだ整っていないサインかもしれません。
綺麗に見えても「身体の運動システム」がうまく働いていないこともある
たとえばスクワットやランジなどの動作で、
- 見た目のフォームは完璧
- インストラクターからも「いいですね」と言われる
それでも、本来使うべき筋肉が使えていない/動作の順序が崩れている
ということはよくあります。
これは、形だけを真似している状態で、
身体の運動システム
「どこが、どの順番で、どのくらいの力で働くか」
が乱れている可能性があります。
たとえば、
- 股関節主導でしゃがむべきところを膝から曲げてしまう
- 体幹で支えるべきところを背中で無理に頑張っている
- 肩甲骨が動かず、腕だけで持ち上げてしまう
こうした「内部のズレ」があると、
実は重心位置が適切な位置にないまま動いていたり、
本来備えておきたい動作機能をまだ獲得していない
というケースも少なくありません。
見た目は整っていても、効率的でも機能的でもない。
それが、表面ではわかりにくい“動きのズレ”の正体です。
動きの中身=感覚・意識・筋連動
では、「動きの中身」とは何か?
それは、身体をどう感じて、どう意識して、
どう連動させているかという“内側の質”です。
- この動きでどこを使いたいのか
- どこが力みすぎていないか
- 呼吸が止まっていないか
- 脱力と緊張のバランスがとれているか
これらが整って初めて、“見た目”と“中身”が一致した「機能的な動き」になります。
ストレッチでも起こる「形だけ」問題
これはトレーニングに限らず、ストレッチでも同じです。
- 形はきれいに開脚している
- 前屈して頭が膝につく
でも、筋肉がうまく伸びていない。
呼吸が止まっている。
他の部位が代償している。
こうなると、見た目の柔らかさはあるけど、
実際の可動性や快適さは伴っていないという状態になります。
最後に
本当の意味で「いい動き」とは、ただ形が整っていることではなく、
中身(=感覚・意識・連動)が伴っている動きです。
見た目を整えるのも大切。
でも、その中で“自分の身体をどう扱っているか”に目を向けていくと、
身体の変化はグッと深まります。
あなたの今の動き、中身までしっかり合っていますか?